プラスチックフィン vs ゴムフィン|あなたに合ったフィンの選び方

ダイビングをもっと快適に、そして楽しくするために欠かせない器材のひとつが「フィン」です。

しかし、フィンにはいくつかの素材があり、特に「プラスチック製」と「ゴム製」は性格がまったく異なります。今回は、それぞれの特性や向いている使い方を簡単にご紹介します。

素材による違いとは?

フィンの素材は、軽さ・しなり・推進力・耐久性に大きく影響します。
特に、プラスチックとゴムでは使用感に明確な違いがあります。

プラスチックフィンの特徴

✅ メリット

  • 軽量で持ち運びしやすい
  • 足への負担が少なく、初心者にも扱いやすい
  • カラーバリエーションが豊富で見た目も楽しめる

⚠️ デメリット

  • 推進力はゴムに劣る
  • 割れたり折れたり変形するリスクがある
  • 強い流れでは不利

ゴムフィンの特徴

✅ メリット

  • しなりによる強い推進力
  • 水中でのバランスが取りやすい(ドライスーツとの相性◎プラスチックより重いため)
  • 高い耐久性で長持ち

⚠️ デメリット

  • 重いため持ち運びが不便
  • ある程度の体力やコツが必要になる

どんなダイバーにどちらが向いている?

タイプおすすめ素材
ビギナー・軽装備プラスチックフィン
ドライスーツ・流れのある海域ゴムフィン
水中撮影重視ゴムフィン
旅行・海外ツアー中心プラスチックフィン


まとめ

フィンは「見た目」や「価格」だけでなく、ダイビングスタイルや環境に合わせた選び方が大切です。ですので、フィンを1つ所有だけで済ませたい方は、より自分のスタイルや自分の好みをじっくり見極めて良く行くショップのイントラさんに相談をしてみることが大切と思います。
2つ以上持っても置き場所や金銭的な事が気にならない方は、使用用途などに合わせて買いそろえて行くのが一番のおススメです。
私は、現在は仕事になってしまっていますが…以前は、10年弱は趣味ダイバーで楽しんでいました。その時から、常に3つのフィンを使い分けていました。

①夏のフィン➠GULL・フルフットのスーパーミュー(SUPER MEW)
足全体(踵まで)を包み込んでくれるので、フィット感ばバツグン、そして、力が必要なはずですがフィット感良いことで自分の力のほとんどが、フィンに伝わりゴムフィンの粘りや反発で推進力が凄い!そして、そこそこの流れにも逆らえる!が決めてでした。

②冬のフィン➠TUSA・オープンヒールのゴムフィン(現在は、SUPE MEW XX DRY)
ヒールのストラップをバンジー式にして使用してました。ビーチやボート問わず脱着が簡単にできて、ストラップを締めたりする体のバランスを取ってなどがスルっと簡単のため使用してました。現在は、GULLからドライスーツ専用が発売されたため乗り換えましたが、選んだ理由は同じです。もう一つは、ドライ専用のため重く設計されているのでアンクルウエイトが要らなくなるメリットがあります。

③リゾートや夏のボートダイビングフィン➠TUSA・カイルのフルフット(KAIL)を素足で履く
リゾートダイビングの大半がボートからのエントリーという事と、夏の伊豆でのボートダイビングでは、ボート上でのフィンの脱着ですから怪我のリスクが低いことから裸足で装着していました。その他の理由は、ブーツの荷物が減る、フィンの長さが短くなりコンパクトだけどプラスチックフィンのオープンヒールより推進力が得られる。私の個人的な感想では、GULLのMEWより足を入れるポケット部分のゴム質が柔らかく足の擦れが軽減されていたので選びました。現在は、昔の様にリゾートに行く回数が減ってしまた事や、夏の伊豆でもお客様を引率させて頂いているので、推進力や機動力からフルフットフィンに専用ブーツで①のフィンを使っています。

最後にダイビングのフィンは、箸・フォーク・スプーン・ナイフのようなモノで使用方法や工夫によってはどの様にもアレンジは出来ますが、性質や特色、使用のメリットなどの比較対象が様々ですので、失敗をしない買い物をするためにも、いつも一緒に潜っているイントラさんに相談をおススメします!あなたの脚力では…とか・このフィンの特性から言って…とか・あなたのトリムや蹴り方から言って…などきっと良いアドバイスが貰えると思います。

もしアドバイスを貰えなかったり、不信感があるようならPeacefulに数回通って貰えれば私が責任を持ってご提案させて頂けます。セカンドオピニオン歓迎です😄

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