とうとうこの様な人が出てしまいました⤵
前から心配してました🥲
静かな海の中でこそ、安全意識と信頼がすべての土台になります。パッと読むための目次
水中で“バルブを閉める”という禁忌行為
― PADIが「永久にプロ資格を与えない」と決断した中国の事件から考える安全意識
2025年11月24日、中国メディア「揚子晩報」は、潜水中にダイビング仲間の酸素ボンベ(タンク)のバルブを閉めたダイバーが、スキューバダイビングインストラクター協会から資格を永久剥奪されたと報じました。
あるネットユーザーが、水中で仲間のタンクバルブを閉める様子を自らのSNSアカウントに投稿したことがきっかけで、この動画はダイビング愛好家を中心に一気に拡散。「人の命を脅かす危険な行為」「悪ふざけではなく殺人行為だ」と大きな懸念と議論を巻き起こしました。
この記事では、PADIインストラクター私個人としての視点からお話をしたいと思います。
どこまで真実の報道か?不明ですが記事の情報を基に考えてみたいと思います!
- この行為がなぜここまで危険なのか
- PADIが“プロ資格の永久剥奪”という厳しい決定をした理由
- ニュースで指摘されている業界の課題
- 私たちダイバー一人ひとりができる安全対策
について整理し、ダイビングの安全文化について考えていきます。
中国メディアが報じた「水中でバルブを閉めた事件」とは
記事によると、あるネットユーザーがSNS上に「潜水中にダイビング仲間の酸素ボンベのバルブを閉める動画」を公開したことが発端でした。(たぶん空気シリンダーですね)
この動画はすぐに拡散し、ダイビング愛好者を中心に
- 「人の命を脅かす危険な行為」
- 「悪ふざけではなく、殺人行為だ」
- 「陸上で他人の首を絞めるのと同じだ」
といった、非常に厳しい批判の声が相次いだらしいです。
ネット上で人物の特定が進む中で、このダイバーがPADI認定ダイバーではないかとの疑惑が浮上。これを受けて、スキューバダイビングのインストラクター協会であるPADIの中国オフィスが調査を開始しました。
ニュースによると、今月13日にはPADIの職員が当局と協力しながら調査を進めていることを明らかにし、その後、11月20日にPADIが公式声明を発表しました。
声明の内容は次のようなものでした。
- 事案は今年に入って海外の個人ダイビング旅行中に発生したこと
- 当該ダイバーはインストラクターではないこと
- 行為の重大性を鑑み、今後この人物がPADIのプロフェッショナルとなる資格を永久に取り消すことを決定したこと
つまり、今はプロではないものの、一生PADIのプロにはなれない、という非常に重い処分が下されたわけです。
この件は、PADIジャパンに確認をしていないのであくまでも記に基づくものです。
なぜ「水中でタンク(シリンダー)のバルブを閉める」行為が“殺人行為”と言われるのか
シリンダーはダイバーの「命」そのもの
記事の中でも、あるダイバーのコメントとして、
「酸素ボンベはダイバーの命であり、水中でバルブを閉める行為はパニックや溺れを引き起こし、命に関わる事故につながる極めて危険な行為だ」
と指摘されています。
シリンダーのバルブを閉めるというのは、ダイバーから呼吸源を奪う行為です。水中という特殊な環境では、これはそのまま「命を奪う行為」につながります。
水中パニック → 無制御浮上 → 重篤な障害のリスク
水中で突然エアが止まれば、多くのダイバーは強烈な不安と恐怖に襲われます。その結果、
- パニック状態でレギュレーターを外してしまう
- 無制御なスピードで一気に浮上してしまう
- 落ち着いた判断ができなくなり、溺水する
といった状況が簡単に起こり得ます。
無制御浮上は減圧症や肺の過膨張障害といった重篤な障害にもつながります。極端にいえば、
「陸上で他人の首をいきなり絞める」のと同じ危険度
と考えても決して大げさではありません。
ですが、【慌てず器材を少し脱いでバルブを開ける事で呼吸を再開できます!】
当店の講習では、器材脱着のスキルの際に必ずいろいろなケースのお話をします!
PADIシステムにそって講習を行えば必ず、このスキルの価値(どのような場面で)を説明します。
PADIが「プロ資格の永久剥奪」という厳しい処分を下した理由
今回のニュースで重要なのは、当該ダイバーはインストラクターではなかったにも関わらず、PADIが
「今後プロフェッショナルとなる資格を永久に取り消す」
という将来にわたる厳罰を下した点です。
プロにふさわしくない行為・人格と判断された
指導団体としてのPADIには、世界中のダイバーとインストラクターを守るための倫理規定があります。
他人の命を危険に晒すような行為は、
- ダイビングの安全文化を破壊する行為
- インストラクターという職業にまったくふさわしくない行為
と判断されます。
そのため、PADIは
「この人物は、将来にわたってPADIプロであってはならない」
と考え、プロ資格への道自体を閉ざす、という強い決断をしたと考えられます。
確認をしていませんが、こう言う事ではないでしょうか?資質不安がありますから当然ですね!
最近は、SNSで再生回数や良いね欲しさに善悪の判断がおかしな人が多いことも事実です。
世界へのメッセージとしての「厳罰」
中国のネット上では、
- 「業界の処分だけでは不十分」
- 「法に基づき責任を追及すべき」
- 「刑罰を科さなければ、今後も似た事案が起きる可能性がある」
といった意見も多く見られました。
それほどまでに、今回の行為が社会的にも許されないレベルのものであるということを、PADIも強く認識していると言えます。
ニュースが浮き彫りにした「業界全体の課題」
この記事の中では、行為そのものの危険性だけでなく、ダイビング業界が抱える構造的な問題についても触れられています。
- PADI以外の団体では資格を取得できる可能性が残されていること
- 一部のダイビングショップでは資格証の確認が甘いこと
- 業界における処分だけでは不十分ではないか、という意見
- 潜水時の相手選びの重要さ
- 緊急時の対処についてのレクチャーやトレーニングを強化する必要性
資格はあくまで「一つの指標」に過ぎません。重要なのは、
- その人がどれだけ安全意識を持っているか
- ショップやインストラクターが本気で安全を考えているか
という中身の部分だと、このニュースは教えてくれています。
ダイバーひとり一人ができる「自分の身を守るための対策」
1. バディ選びを軽く考えない
一緒に潜る相手の性格や行動パターンは、自分の安全に直結します。
- 水中でふざける人
- ルールやブリーフィングを軽視する人
- 他人への配慮がない人
こうした人とは、たとえ友人であっても一緒に潜るべきではありません。
2. 緊急時の対処スキルをしっかり身につけておく
今回のケースに限らず、OWコースやAOWコース・REDコースの中で登場する、
- 水中や水面での器材脱着(今回のケースに役に立つ)
- 緊急スイミングアセント(今回のケースに役に立つ可能性ありですが、9mより浅いところのみ)
- エア切れ時の対処(バディのオクトパスを使用)(今回のケースに役に立つ)
- マスク無しで泳ぐ
- フリーフローレギュレーターから呼吸をする
- パニックの兆候を早めに察知すること
- 水中での落ち着いたコミュニケーション
といった基本スキルは、「出来ないと先に進めないから」ではなく自分の命を守るためのものです。インストラクターによっては、勝手にスキルを抜粋している人が多く見られますが必要だからカリュクラムにある事を忘れて欲しくないと思います!
今回のニュースをきっかけに、ぜひ一度、頭の中でシミュレーションしてみてください。
Peacefulとしての考えと、安全への取り組み
静岡・伊豆のPADI5スターダイブセンター「Peaceful」では、今回のニュースのような事案を絶対に起こさない・近づけないために、日頃から次のような取り組みを行っています。
- Cカードや本人確認の徹底
- 少人数制での講習・ファンダイブ
- 安全ブリーフィングとルール説明を丁寧に行うこと
- 水中でのふざけ行為を一切許さない運用8(陸の行動と会話から観察してます)
- 経験やメンタルも考慮したバディ・チーム編成
ダイビングは「非日常の楽しさ」が魅力ですが、その楽しさは安全があってこそ成り立つものです。
今回のニュースはショッキングですが、だからこそ、
「私たちはどういう海をつくり、どの様にダイビングを楽しみたいのか」
ということを、インストラクターもダイバーも一緒に考えるきっかけになればと思います。
まとめ:楽しいダイビングの裏側には、常に「命を預け合う覚悟」がある
水中で他人のタンクバルブを閉める行為は、
「陸上で他人の首を絞めるのと同じ」
と表現されるほど、極めて危険で、決して許されない行為です。
今回、PADIが「今後プロになる資格を永久に取り消す」という厳しい判断をしたのは、
- 世界中のダイバーを守るため
- 安全軽視を絶対に許さない姿勢を示すため
だと私は受け止めています。
ダイビングは、本来とても楽しく、美しい世界を見せてくれる素晴らしいスポーツです。だからこそ、一人ひとりが安全意識を持ち、仲間を思いやり、信頼できる海のコミュニティを作っていくことが大切です。(本当は、日常生活でも当たり前のことですが…)
Peacefulではこれからも、安全で、安心できて、心からダイビングを楽しめる環境づくりに全力で取り組んでいきます。
※色々なご意見はあると思いますが、私個人の感想です!これについて意見をぶつけ合ったりする気は御座いませんのでコメントやメッセージはご遠慮下さい。
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