パッと読むための目次
ダイビングライセンス取得後は何をすればいい?初心者ダイバーの成長ロードマップ
ダイビングライセンスを取得したあと、多くの方が一度は悩むことがあります。
「次は何をすればいいの?」
「アドバンスはすぐ取った方がいいの?」
「スペシャリティって必要?」
「レスキューやMSDは、自分にも関係あるの?」
オープン・ウォーター・ダイバーのライセンスを取得すると、海の世界への入口に立つことができます。
でも、ライセンス取得はゴールではありません。
ここから少しずつ経験を積み、自分が行きたい海を安全に楽しめるダイバーへ成長していくことが大切です。
この記事では、初心者ダイバーの方に向けて、Peacefulが考える「ライセンス取得後の成長ロードマップ」をご紹介します。
もちろん、これが唯一の正解ではありません。一つの道しるべとして参考にしていただけたら嬉しいです。
初心者ダイバー成長ロードマップ
Peacefulが考える、ライセンス取得後の歩み方
① OW取得
海の世界への入口に立つ
↓
② AOW取得
潜れる海・楽しめる海の幅を広げる
↓
③ ファンダイビング
楽しみながら経験を積む
↓
④ 必要に応じてSP
PPB・ボート・ドライ・ディープ・DSMBなど
↓
⑤ 30本前後〜40本台でRED
トラブルを起こさない考え方を身につける
↓
⑥ 50本前後でMSD
経験と知識を積み重ねた一つの目標
↓
⑦ ひとりでも行きたい海を目標にする
宮古島・石垣島・サイパン・伊豆の名所へ
↓
⑧ 定期的に潜り続ける
基本スキルを鈍らせず、安全で楽しいダイビングライフへ
資格を取ることが目的ではなく、行きたい海を安全に楽しめるダイバーになることが目標です。
ライセンスを取ったのに潜らなくなる人が多いって本当?
「Peaceさん、ダイビングライセンスを取った人って、その後みんな続けるんですか?」
「続ける人もいるけど、潜らなくなってしまう人も少なくないんだ。」
「特にライセンス取得後の最初の1年は、とても大切だと思っています。」
「せっかく時間とお金をかけて取ったのに、もったいないですね。」
ライセンス取得後に潜らなくなってしまう理由はいくつかあります。
- 次に何をすれば良いか分からない
- 一緒に潜る仲間がいない
- 自分が上達しているのか分からない
- 器材を買うべきか迷う
- 久しぶりに潜るのが不安になる
だからこそ、ライセンスを取った後に「どんな順番で経験を積んでいけば良いのか」を知っておくことは、とても大切です。
最初の1年で少しずつ海に慣れていくことで、ダイビングは一生楽しめる趣味になっていきます。
Q. ライセンスを取ったら一人前のダイバー?
「オープンウォーターを取ったら、一人前じゃないんですか?」
「気持ちは分かる(笑)」
「でも実際には、ここがスタートラインなんだ。」
オープン・ウォーター・ダイバーになると、ダイバーとして海に潜るための基本を学んだ状態になります。
ただし、それは「どんな海でも余裕を持って潜れる」という意味ではありません。
車の運転で例えるなら、教習所を卒業して免許を取ったばかりの状態に近いです。
免許は持っていても、山道、雪道、高速道路、知らない土地での運転にはまだ経験が必要です。
ダイビングも同じです。
マスククリア、耳抜き、中性浮力、エア管理、バディとの確認。
講習中にできたとしても、毎回落ち着いて同じようにできるかどうかは、経験を積みながら少しずつ身についていきます。
「OW講習で学ぶのは、ダイビングを安全に始めるための大切な基礎です。」
「でも、本当の意味で上達していくのは講習後なんですよ。」
だからこそ、OW取得後の過ごし方がとても大切です。
Q. アドバンスって必要?
「やっぱりAOWは取った方がいいんですか?」
「私は、OW取得後の最初のステップとしてAOWをおすすめしています。」
「ただし、資格を取らせたいからではなく、楽しめる海の幅を広げるためです。」
OW取得後、最初のステップとしておすすめしたいのが、アドバンス・オープン・ウォーター・ダイバーです。
AOWは「上級者のための資格」ではありません。むしろ、初心者が経験を広げるためのコースです。
AOWでは、ディープダイビング、ナビゲーション、中性浮力、ボートダイビングなど、実際の海で役立つ経験を積んでいきます。
AOWを取得することで、行けるポイントや楽しめる海の幅も広がります。
AOWは、上級者になるための資格ではなく、初心者が経験を広げるためのステップです。
大切なのは、資格を増やすことではありません。安全に楽しめる海を少しずつ増やしていくことです。
ファンダイビングを楽しみながら経験を積む
「AOWを取ったら、次はまた講習ですか?」
「講習だけが上達方法ではありません。」
「ファンダイビングを楽しみながら経験を積むことが、とても大切です。」
AOWを取得したら、次はファンダイビングを楽しみながら経験を積んでいきましょう。
ダイビングは、講習だけで上達するものではありません。
いろいろな海に潜りながら、少しずつ自分の変化に気づいていくものです。
- 最初は呼吸だけで精一杯だった方が、周りの景色を見られるようになる
- エアの減りが早かった方が、落ち着いて潜れるようになる
- フィンキックや姿勢が安定して、砂を巻き上げにくくなる
- 魚や地形を楽しむ余裕が出てくる
こうした小さな成長の積み重ねが、本当の上達につながります。
ダイビングは、資格を取るたびに上達するのではありません。
潜るたびに、少しずつ自分の身体に感覚が残っていきます。
だからこそ、楽しみながら定期的に潜ることが大切です。
Q. スペシャリティは全部取った方がいい?
「スペシャリティってたくさんありますよね。全部取った方がいいんですか?」
「全部取る必要はありません。」
「自分が行きたい海や、楽しみたいダイビングに合わせて学べば大丈夫です。」
スペシャリティは、たくさん取れば良いというものではありません。
自分が行きたい海や、これから楽しみたいダイビングに合わせて、必要なものを学んでいくのがおすすめです。
中性浮力をもっと安定させたいなら、PPB。
冬の伊豆を快適に潜りたいなら、ドライスーツ。
リゾートや遠征でボートダイビングを楽しみたいなら、ボート。
深いポイントへ行きたいなら、ディープ。
万が一グループとはぐれた時に備えるなら、DSMB。
このように、スペシャリティは「資格を集めるため」ではなく、「行きたい海を安全に楽しむため」に学ぶものです。
特に中性浮力は、すべてのダイビングの基本になります。
魚を見るにも、写真を撮るにも、地形を楽しむにも、環境を守るにも、中性浮力はとても大切です。
「スペシャリティは、押し売りで取るものではなく、必要になった時に選ぶものですね。」
「行きたい海が決まると、学ぶ理由も自然に見えてきます。」
Q. レスキューはいつ頃受けるのがおすすめ?
「レスキューって、上級者が人を助けるための講習ですか?」
「そう思われることが多いけど、本当に大切なのは“トラブルを起こさない考え方”を身につけることなんだ。」
「自分のことだけでなく、周りを見る余裕が出てきた頃に受けると、とても意味があります。」
ある程度経験を積んできたら、レスキュー・ダイバーを考えてみるのも良いでしょう。
目安としては、30本前後から40本台くらいです。
ただし、この本数はあくまでも一つの目安です。大切なのは本数そのものではなく、どんな経験を積んできたかです。
レスキューと聞くと、人を助けるための特別な講習のように感じるかもしれません。
もちろん、トラブルへの対応も学びます。しかし、レスキューで本当に大切なのは、トラブルを起こさないための考え方です。
自分の体調を見る。
バディの様子を見る。
海況や流れを考える。
無理をしない判断をする。
小さな違和感に早く気づく。
レスキューを学ぶことで、ダイビングに対する視野が広がります。
自分のことだけで精一杯だったダイバーから、周りを見る余裕のあるダイバーへ成長していくきっかけになります。
「レスキューは“誰かを助けるためだけ”の講習ではありません。」
「自分自身が安全に潜る力を高める、とても大切なステップです。」
Q. MSDは目指した方がいい?
「MSDってプロになるための資格ですか?」
「MSDはプロ資格ではありません。」
「アマチュアダイバーとして、経験と知識を積み重ねてきた一つの目標です。」
50本前後になる頃には、海にも少しずつ慣れ、ダイビングの楽しさも深まってきます。
この頃に、マスター・スクーバ・ダイバーを一つの目標にするのも良いと思います。
MSDはプロ資格ではありません。
アマチュアダイバーの中で、経験と知識を積み重ねてきた証のようなものです。
ただし、MSDを取ること自体がゴールではありません。
そこまでの過程で、AOW、レスキュー、スペシャリティ、ファンダイビングを通して、少しずつ経験を積んでいくことに意味があります。
MSDはゴールではなく、ここまで積み重ねてきた経験の通過点です。
50本前後までしっかり潜ってきた頃には、最初の頃とは違う余裕が生まれているはずです。
ゴールは資格ではなく、行きたい海を楽しむこと
「MSDまで行ったら、そこで終わりですか?」
「終わりではありません。」
「本当のゴールは、自分が行きたい海を安全に楽しめるダイバーになることです。」
Peacefulが大切にしたいのは、資格を取ることだけではありません。
本当の目標は、自分が行きたい海を安全に楽しめるダイバーになることです。
たとえば、宮古島の地形を楽しみたい。石垣島でマンタに会いたい。サイパンの透明度の高い海を潜ってみたい。西伊豆の雲見や田子で、地形や魚影の濃い海を楽しみたい。
そんな目標ができると、必要なスキルも見えてきます。
宮古島の地形を楽しむなら
中性浮力、姿勢、深度管理、ライトの使い方。
石垣島やリゾートのボートポイントへ行くなら
ボートダイビングの流れやマナー、エントリー・エキジット。
流れのある海や外洋へ行くなら
DSMBやバディ意識、無理をしない判断力。
伊豆の海を長く楽しむなら
季節ごとの海況、ドライスーツ、中性浮力、安定した潜降・浮上。
行きたい海を決めることで、学ぶ理由が自然に生まれます。
「資格を取るために潜る」のではなく、「行きたい海を楽しむために学ぶ」。
この考え方が、長く安全にダイビングを楽しむために大切だと思います。
ライセンスはゴールではなくスタート
ダイビングは、資格を集める趣味ではありません。
海を楽しみ続ける趣味です。
ライセンスを取得したら、AOWで経験の幅を広げ、ファンダイビングで経験を積み、必要になったタイミングでスペシャリティを学ぶ。
そして、レスキュー・ダイバーで安全に対する考え方を身につけ、マスター・スクーバ・ダイバーを一つの目標にしながら、自分が行きたい海へ少しずつ挑戦していく。
宮古島、石垣島、サイパン、そして世界中の海。
行きたい海が見つかったら、その海を安全に楽しむために必要な知識や技術を身につける。
時には新しいスペシャリティを学び、時にはレスキューで安全意識を高める。
そして、潜らない期間をできるだけ作らず、基本スキルを少しずつ磨いていく。
「私たちは、『何本潜ったか』よりも、『どんなダイバーになったか』の方が大切だと考えています。」
「ライセンス取得はゴールではありません。」
「海の世界への入場券を手にした、その日から本当のダイビング人生が始まります。」
「焦る必要はありません。」
「一歩ずつ経験を積みながら、自分のことを自然にできるダイバーになる。」
「そして、その先に周りを見る余裕が生まれ、安全に海を楽しめるダイバーへと成長していく。」
「それが、Peacefulが皆さんに歩んでほしい『初心者ダイバーの成長ロードマップ』です。」
あなたのダイビングライフを応援します!
ダイビングは、一生楽しめる素晴らしい趣味です。
焦らず、一歩ずつ経験を積みながら、自分らしいダイビングライフを楽しんでいきましょう。
Peacefulは、その一歩一歩を全力でサポートします。







