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ダイビングライセンス取得後すぐ海外?Green Finsから考える上達と環境配慮

ダイビングライセンス取得後すぐ海外に行く前に、Green Finsから海にやさしいダイバーの育ち方を考えるブログのアイキャッチ画像ライセンス取得後こそ、上達と環境配慮を意識して海にやさしいダイバーを目指しましょう。

「ダイビングライセンスを取ったら、次は海外のリゾートで潜りたい」

そう考える方は、とても多いと思います。

もちろん、南の島の海は魅力的です。
透明度の高い海、カラフルな魚、サンゴ礁、ゆったり流れるリゾートの時間。
ダイビングを始めるきっかけとして、海外や南の海に憧れることは、とても自然なことです。

ただ、少しだけ覚えておいてほしいことがあります。

ダイビングライセンスを取得したことは、ダイバーとしてのゴールではありません。
むしろ、ここから本当のダイバーとしての経験が始まります。

ライセンスを取っただけで、一人前ではありません

オープンウォーターダイバーのライセンスを取得すると、水深18m以内の範囲でダイビングを楽しめるようになります。

でも、それは「どんな海でも余裕を持って潜れる」という意味ではありません。

講習で一度できたスキルも、間が空くと忘れてしまうことがあります。
器材の準備、エントリー、潜降、浮上、中性浮力、呼吸、フィンワーク、バディとの距離感、残圧確認。

これらは、知識として覚えるだけでなく、実際に海で繰り返し経験することで少しずつ身についていきます。

特にライセンス取得直後は、まだ水中で自分のことで精一杯になりやすい時期です。
周囲の景色を楽しむ余裕、バディを見る余裕、生き物や環境に配慮する余裕は、経験を重ねることで少しずつ育っていきます。

Green Finsから考える、海にやさしいダイバーとは

近年、ダイビング業界ではGreen Finsという考え方が広がっています。

Green Finsは、ダイビングやスノーケリングによる海への負担を減らし、サンゴ礁や海洋環境を守るための取り組みです。

たとえば、海にやさしいダイバーになるためには、次のような意識が大切です。

  • サンゴや生き物に触らない
  • 砂を巻き上げない
  • 水中生物を追いかけない
  • 写真を撮るために生き物を動かさない
  • 水中で器材をぶらぶらさせない
  • 着底せず、安定した姿勢で泳ぐ

言葉で聞くと、どれも当たり前に感じるかもしれません。

でも、実際の水中では簡単ではありません。

中性浮力が安定していなければ、知らないうちにフィンで砂を巻き上げてしまいます。
姿勢が安定していなければ、サンゴや岩場に近づきすぎてしまうこともあります。
残圧や深度、バディ、周囲の環境を見る余裕がなければ、環境に配慮する前に自分のことで精一杯になってしまいます。

環境にやさしいダイバーになるためには、まず安全で安定したダイバーになることが大切です。

海外では「知らなかった」では済まないこともあります

海外や南のリゾートでのダイビングでは、海洋保護区、国立公園、サンゴ礁保護エリアなど、法律や現地ルールで厳しく守られている海域もあります。

サンゴに触る、踏む、折る。
水中生物をつかむ、追いかける、持ち帰る。
禁止エリアに入る。
保護されている生き物に近づきすぎる。

こうした行動は、単なる「マナー違反」では済まない場合があります。

国や地域によっては、罰金の対象になったり、悪質な場合は現地当局による事情聴取、拘束、逮捕、禁錮刑などの対象になることもあります。

もちろん、多くの方はわざと海を傷つけようとしているわけではありません。

しかし、中性浮力が安定していない、フィンワークに余裕がない、周囲を見る余裕がない状態では、本人に悪気がなくてもサンゴを蹴ってしまったり、生き物に近づきすぎてしまうことがあります。

「知らなかった」「そんなつもりはなかった」では済まない海もあります。

だからこそ、海外の海に行く前に、まず近場の伊豆でしっかり経験を積み、自分の浮力、姿勢、フィンワーク、周囲を見る力を身につけておくことが大切です。

環境配慮は、知識だけではなくスキルです。
安全に潜れるダイバーほど、海にもやさしく潜れるようになります。

海外リゾートの海ほど、実はスキルが必要です

海外や南のリゾートの海は、初心者にもやさしいイメージがあるかもしれません。

もちろん、穏やかで潜りやすい海もたくさんあります。
しかし、すべてのリゾートダイビングが簡単というわけではありません。

ボートダイビング、ドリフトダイビング、流れ、深度、サンゴ礁、英語でのブリーフィング、初めて使う現地サービス。

普段とは違う環境では、思っている以上に判断することが増えます。

そのときに大切なのは、「ライセンスを持っているかどうか」だけではありません。

  • 落ち着いて潜れるか
  • 自分の浮力をコントロールできるか
  • バディやガイドの位置を確認できるか
  • 残圧や深度を自分で管理できるか
  • 周囲の環境を壊さずに泳げるか

こうした力があってこそ、海外の海も本当に楽しめるようになります。

海外の海に行くことを否定したいわけではありません。
むしろ、いつか海外や南のリゾートの海をしっかり楽しむために、近場の海で経験を積んでおくことが大切だと考えています。

ライセンス取得後は、間を空けずに潜ることが大切

ダイビングは、少し間が空くと感覚を忘れやすい遊びです。

特にライセンス取得直後は、できるだけ間を空けずに潜ることをおすすめしています。

1回、2回、3回と続けて潜ることで、器材の準備や水中での動きに慣れていきます。
最初は緊張していた潜降も、少しずつ落ち着いてできるようになります。
呼吸が安定すると、中性浮力も取りやすくなります。

そして、水中で自分に余裕が出てくると、魚や景色を楽しむだけでなく、海の環境にも目を向けられるようになります。

砂を巻き上げないように泳ぐ。
生き物との距離を取る。
水中で無駄な動きを減らす。
着底せずに観察する。

こうした行動は、知識だけではなく、練習と経験によって身につきます。

だからこそ、Peacefulではライセンス取得後に、伊豆の海で継続して潜ることを大切にしています。

伊豆の海は、ダイバーを育ててくれる海です

伊豆の海は、初心者が経験を積む場所としてとても良い環境です。

穏やかなビーチポイントもあり、浅い水深でじっくり練習できる場所もあります。
一方で、季節やポイントによって透明度、深度、地形、生き物、潮の雰囲気が変わるため、経験を積むほど学びがあります。

最初は浅い場所で中性浮力を確認する。
次に姿勢やフィンワークを整える。
少しずつ視野を広げて、生き物を観察する余裕を持つ。
慣れてきたら、ボート、ディープ、ドライスーツ、DSMBなどにも挑戦する。

この積み重ねが、安全性にも、上達にも、環境配慮にもつながります。

AOWやPADIスペシャルティは、カードを増やすためではありません

ライセンス取得後のステップとして、PADIアドバンスド・オープン・ウォーターや各種スペシャルティコースがあります。

これらは、ただ認定カードを増やすためのものではありません。

自分の苦手を知り、必要な知識とスキルを身につけ、いつか行きたい海に向けて準備するための学びです。

たとえば、次のようなコースは、ライセンス取得後のダイバーにとても役立ちます。

  • AOW:ディープやナビゲーションなど、OWより一歩広い経験を積む
  • PPB・中性浮力:浮力、姿勢、呼吸、フィンワークを整える
  • DSMB:ボートや流れのある海で安全性を高める
  • ディープ:深度管理や安全意識を高める
  • ボート:リゾートや遠征先で役立つボートダイビングの基本を学ぶ
  • ドライスーツ:伊豆の秋・冬・春も快適に潜れるようになる
  • Dive Against Debris:海の環境を守る意識を実際の行動につなげる

どのコースも、いつか海外や南の島で潜るための準備になります。

「いつか行きたい海」があるなら、その海に合わせて必要なスキルを少しずつ身につけていく。
それが、安全に楽しめるダイバーへの近道です。

オープンウォーターダイバー取得後にAOW、スペシャルティ、海外ダイビングへ進む成長ロードマップ図OW取得後は、AOWやスペシャルティで経験を積みながら、いつかの海外ダイビングへつなげていきます。

海を楽しむ人ほど、海に対して謙虚でいてほしい

ダイビングは、自然の中で楽しむ遊びです。

海は、私たち人間のためだけにある場所ではありません。
魚、サンゴ、ウミウシ、甲殻類、海藻、さまざまな生き物が暮らす場所に、私たちが少しだけお邪魔しています。

だからこそ、ダイバーには技術だけでなく、海への配慮も必要です。

ライセンスを取ったばかりの頃は、誰でも初心者です。
最初から完璧にできる必要はありません。

でも、「ライセンスを取ったからもう一人前」と考えてしまうと、上達のチャンスを逃してしまいます。

自分のスキルを過信せず、少しずつ経験を積む。
水中で余裕を持てるようになる。
環境を壊さず、生き物を驚かせず、海にやさしく潜れるようになる。

そうした姿勢が、本当にかっこいいダイバーだと思います。

いつかの海外ダイビングのために、まず伊豆で育てる

海外の海に行くことは、とても素晴らしい目標です。

宮古島、石垣島、沖縄、サイパン、セブ、パラオ、モルディブ。
いつか潜ってみたい海があることは、ダイビングを続ける大きな楽しみになります。

ただ、その海を本当に楽しむためには、準備が必要です。

近場の伊豆で間を空けずに潜る。
中性浮力を磨く。
AOWで経験を広げる。
PADIスペシャルティで必要なスキルを身につける。
海にやさしい行動を意識する。

その積み重ねが、いつかの海外ダイビングをもっと安全に、もっと楽しく、もっと価値のあるものにしてくれます。

Peacefulでは、ライセンス取得後のファンダイビング、AOW、PADIスペシャルティコースを通じて、皆さまの「いつか行きたい海」への準備をサポートしています。

ライセンスを取った後こそ、ダイバーとしての本当のスタートです。

まずは伊豆の海で、少しずつ経験を積んでいきましょう。
安全に、楽しく、そして海にやさしいダイバーを一緒に目指していきましょう。

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