ハイさーい!Peaceです!
2026年8月24日は、PADIアドバンスド・オープンウォーター・ダイバー(AOW)講習を開催しました!
AOW講習は、認定ランクを上げるためだけの講習ではありません。
オープンウォーター講習で学んだ中性浮力・呼吸・姿勢・BCD操作などの基本を、実際のファンダイビングで使えるスキルへと高めていく、大切なステップアップです。
そして8月25日は雲見へ行く予定でしたが、残念ながら雲見では潜れず、大瀬崎へポイントを変更してファンダイビングを楽しんできました!
予定変更となりましたが、大瀬崎ではカメさんに出会うことができ、ゆっくり泳ぐ姿にみんなで癒やされました♪
水中生物を驚かせず、一定の距離を保ちながら静かに観察するためにも、中性浮力は欠かせません。
今回は、2日間の海で改めて重要性を感じた「ダイビングの中性浮力」と、PeacefulのOWD講習・AOW講習・PPBスペシャリティ講習における位置付けについてお話しします。
パッと読むための目次
中性浮力はダイビングの基本
中性浮力とは、水中で沈むことも浮くこともなく、自分が居たい深度で保てる状態です。
ダイビングには、マスククリア、レギュレーターリカバリー、水中ナビゲーション、写真撮影など、さまざまなスキルがあります。
しかし、それらのスキルを落ち着いて余裕をもって行うための土台になるのが中性浮力です。
ただし、一瞬だけ浮いていられることや、フィンや手を動かし続けることで水深を保つことは、中性浮力が身についている状態とは言えません。
適正ウエイト、ウエイトの装着場所、BCDに入れる空気の量、呼吸による浮き沈み、身体の姿勢、器材のバランスを理解し、深度や状況が変わっても自分で調整できることが重要です。
中性浮力がもたらす恩恵
中性浮力が安定すると、ダイビングの安全性・快適性・楽しさが大きく変わります。
- 狙った水深を安定して維持しやすくなる
- 急浮上や意図しない潜降のリスクを抑えやすくなる
- 無駄な動きが減り、呼吸が落ち着きやすくなる
- 疲れにくくなり、周囲を見る余裕が生まれる
- 中性浮力でトリムなら、砂を巻き上げにくくなり、後ろのダイバーの視界を守れる
- 水底や水中生物を傷つけるリスクを減らせる
- 生き物を追い回さず、静かに観察しやすくなる
- 水中写真や動画を安定して撮影しやすくなる
- 安全停止やバディのサポートに落ち着いて対応しやすくなる
中性浮力は、見た目をきれいにするためだけのスキルではありません。
安全管理、水中環境への配慮、生物観察、エア消費、写真撮影など、ダイビングのほぼすべてに関係する基本スキルです。
Peacefulでは中性浮力を3段階で身につけます
Peacefulでは、OWD講習、AOW講習、PPBスペシャリティ講習で同じことを繰り返すのではなく、段階ごとに目的を変えながら中性浮力の精度を高めていきます。
| 講習 | 中性浮力の位置付け |
|---|---|
| OWD講習 | BCD操作と呼吸が浮力に与える影響を理解する基本段階 |
| AOW講習 | ホバリング・呼吸・身体の使い方・トリム姿勢の精度を高める実践段階 |
| PPB SP講習 | 各スキルの精度をさらに高め、自分で診断・修正・練習できる段階 |
OWD講習|BCD操作と呼吸の影響を理解する
PeacefulのPADIオープンウォーター講習では、中性浮力の基本を理解することから始めます。
BCDの給気・排気方法を覚えるだけでなく、どのタイミングで、どの程度操作すればよいのかを確認します。
同時に、息を吸うと身体がゆっくり浮き、息を吐くとゆっくり沈むという、呼吸が浮力に与える影響にも注視して講習を進めます。
BCDを頻繁に操作して浮力を合わせるのではなく、BCDで大まかな浮力を整え、呼吸で細かな変化をコントロールすることが基本です。
OWD講習では、まず中性浮力の仕組みを理解し、自分で浮力を調整するための土台をつくります。
AOW講習|実際のダイビングで使える精度へ高める
PeacefulのPADIアドバンス講習では、BCDの基本的な操作方法や呼吸による浮力変化を理解していることを前提に、さらに精度を高めていきます。
フィンを動かし続けて水深を保つのではなく、できる限り中性浮力とホバリングを使ってダイビングできることを目指します。
フィンキックに頼らず、呼吸とBCD操作で水深を維持するホバリング練習。そのために、次のポイントを意識して練習します。
- 呼吸による細かな浮力コントロール
- 水平に近いトリム姿勢
- 手足を必要以上に動かさない身体の使い方
- フィンキックを止めても水深を維持できるホバリング
- 泳ぎながら浮力と姿勢を安定させる方法
- 生物観察や安全確認をしながら中性浮力を維持する方法
AOW講習における中性浮力は、練習のためだけに止まって浮くのではなく、実際のダイビング中に使えるスキルへ発展させる段階です。
石に体重をかけず、フィン先が曲がらない状態でピタッと静止。BCDと呼吸で浮力を保つPeaceの実演です。PPBスペシャリティ講習|自分で診断して修正できる段階へ
PADIピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー・スペシャリティ(PPB SP)では、OWDとAOWで学んだ内容を踏まえ、中性浮力・ホバリング・呼吸・トリム姿勢などの精度をさらに高めます。
PPB SPは、講習中だけ中性浮力ができるようになることが目的ではありません。
講習後のファンダイビングでも、自分の状態を診断し、課題を見つけ、修正する方法まで身につけることを重視しています。
例えば、ファンダイビング中に次のような点を自分で確認できるようにしていきます。
- フィンキックを止めたときに浮くのか、沈むのか
- BCDの中に必要以上の空気が入っていないか
- 呼吸ではなくBCD操作だけに頼っていないか
- 身体が立ち過ぎたり、足が下がったりしていないか
- 水深が変化したときに自分で浮力を調整できているか
- 写真撮影や生物観察中も浮力を維持できているか
- 安全停止中に手足を動かさず水深を保てるか
さらに、通常のファンダイビングを楽しみながら続けられる練習方法もお伝えします。
自分の状態を把握し、自分で原因を考え、必要な調整ができるようになることが、PPB SPにおける大切な目標です。
当店からOWD講習やAOW講習を受けてないけど悩んでいる方は、PPBスペシャリティ講習に申し込んでください。
経験本数だけでは上級者とは言えない
経験本数を重ねることは、ダイビングの上達に欠かせません。
しかし、初心者の段階で中性浮力の基本を理解しないまま潜り続けると、正しいスキルではなく自己流の癖を繰り返してしまうことがあります。
足を動かし続けることで水深を保つ、身体を立ててフィンで浮き上がる、必要以上のウエイトを着ける、浮きそうになるたびにBCDの空気を抜く。
このような状態でも、本人は「浮けているから中性浮力ができている」と感じてしまうことがあります。
しかし、それは浮力で止まっているのではなく、フィンキックや力で深度を維持している「にわか中性浮力」かもしれません。
その状態のまま経験本数だけが増えても、本当の意味で上級者になったとは言えないとPeacefulは考えています。
上級者とは、認定カードのランクや経験本数だけではなく、自分の浮力と姿勢を管理し、バディや周囲の状況を確認し、水中環境に配慮しながら余裕を持って行動できるダイバーです。
中性浮力は初心者のうちから学ぶことが大切
中性浮力は、経験を積んでから覚えればよい特別なスキルではありません。
OWD講習から基本を理解し、AOW講習で実際のダイビングに使える精度へ高め、PPB SP講習で自分自身を診断・修正できるレベルへ発展させていくことが大切です。
Peacefulでは、ただ認定を取得することではなく、認定後に伊豆や旅行先の海を安全に楽しめるダイバーになることを重視しています。
中性浮力・姿勢・呼吸・フィンワークなどの基本を一つずつ身につけ、その後も自分で成長を続けられるダイバーを目指します。
中性浮力についてよくある質問
OWD講習とAOW講習では中性浮力の練習がどう違いますか?
OWD講習では、BCDの基本操作と呼吸による浮力変化を理解します。AOW講習では、その基本を使い、ホバリング・トリム姿勢・身体の使い方などの精度を高め、実際のダイビング中でも中性浮力を維持できることを目指します。
AOW講習とPPBスペシャリティ講習の違いは何ですか?
AOW講習では、中性浮力を含む複数の分野を体験し、ダイビングの幅を広げます。PPB SP講習では中性浮力に重点を置き、2ダイブを通して浮力・呼吸・姿勢・適正ウエイトなどを詳しく練習します。ファンダイビング中に自分で課題を発見し、修正する方法まで学ぶことが大きな違いです。
経験本数が少なくてもPPB SPを受講できますか?
はい。PPB SPは、PADIオープンウォーターダイバーまたは同等資格を取得した方から受講できます。自己流の癖が定着する前に、初心者のうちから中性浮力の基本を見直すことにも大きな意味があります。
まとめ|中性浮力が変わるとダイビングが変わる
中性浮力が安定すると、海の中での余裕が増え、今まで見えていなかった景色や生き物の動きにも気づけるようになります。
今回の大瀬崎で出会ったカメさんのように、水中生物を驚かせず、静かに同じ時間を共有できることも中性浮力がもたらす大きな恩恵です。
何本潜ったかだけではなく、その一本で何を意識し、どのような技術を身につけたか。
Peacefulでは、OWD・AOW・PPB SPという段階を通して、海を長く安全に楽しむための本当の中性浮力をお伝えしています。
「もっと楽に泳ぎたい」「砂を巻き上げずに潜りたい」「自分の中性浮力を見直したい」という方は、お気軽にご相談ください!



