ダイビング知識

都市型・現地型ダイビングショップの違い|PADIダイブセンター・5スターも解説

伊豆でダイビングを楽しむ女性ダイバーとダイビングショップ選びのイメージ

ライセンス取得だけでなく、その後も安心して海を楽しめるショップを選ぶことが大切です。

ダイビングライセンスを取得しようと思ったとき、多くの方が最初に悩むのが「都市型ダイビングショップと現地型ダイビングショップ、どちらを選べば良いの?」という疑問です。

インターネットで調べると、都市型ダイビングショップ、現地ダイビングサービス、PADIダイブセンター、PADI 5スターダイブセンターなど、似たような言葉がいくつも出てきます。

初めてダイビングを始める方から、

「ダイビングショップって、どこも同じじゃないの?」

と聞かれることもあります。

現在は、都市型ショップでもライセンス講習、ファンダイビング、器材販売などを行いますし、現地ダイビングサービスでも講習やツアーを開催しています。

そのため、以前より違いが分かりにくくなっていますが、それぞれ得意なことや、長い間担ってきた役割があります。

この記事では、都市型ダイビングショップと現地ダイビングサービスの違い、PADIのショップ登録、そしてPeacefulが目指している「ハイブリッド型ダイビングショップ」についてご紹介します。

都市型・現地型・ハイブリッド型の違い

まずは、それぞれの違いを簡単に比較してみます。下記表はスライドします!

比較項目 都市型ショップ 現地サービス ハイブリッド型
主な立地 東京・神奈川などの都市部 ダイビングポイントの近く 都市部と海の中間に近い場所
海までの移動 店舗や駅から車で送迎 現地集合、または最寄り駅から送迎 新幹線駅や主要駅から送迎
利用する海 ツアー日程や移動時間に合わせて選ぶ 基本的にはその地域の海 海況・目的・経験に合わせて複数から選ぶ
得意なこと 講習、継続教育、器材、ツアー 現地情報、生き物、地形、ポイント案内 継続サポートと複数ポイントの選択
向いている方 生活圏の近くから通い、継続して潜りたい方 潜りたい海が決まっている方 海況やレベルに合わせて海を選んでほしい方
注意点 移動時間やツアー日程の制約がある 現地までの交通手段が必要になることがある 正式な業界分類ではなく、店舗ごとに内容が異なる

どのタイプが一番優れているということではありません。

自分が何を重視するのかによって、合うショップは変わります。

ダイビングショップには、それぞれ役割があります

日本のダイビング業界は、長い間、それぞれの専門性を持ったショップが協力しながら発展してきました。

その中心にあったのが、

  • 都市型ダイビングショップ
  • 現地ダイビングサービス

という二つの営業スタイルです。

現在では、その境界は以前ほどはっきりしていませんが、本来の役割を知ると、ショップごとの特徴も見えやすくなります。

現地ダイビングサービスとは

現地ダイビングサービスは、その海を知り続けているプロフェッショナルです。

毎朝海を見て、

「今日はどこが潜れるか?」

「流れはあるか?」

「透明度はどうか?」

「今はどんな生き物が見られているか?」

といった情報を積み重ねています。

現地サービスの仕事は、ガイドだけではありません。

ボートの運航、タンクの準備や充填、施設管理、ポイント整備、地域や漁協との連携、安全管理など、ダイバーが安心して潜れる環境を支えています。

同じ海を日々見続けているからこそ、風や流れの小さな変化にも気づけます。

季節ごとに現れる生き物や、その日に一番面白い場所を知っていることも、現地サービスの大きな強みです。

簡単に言えば、現地ダイビングサービスは、

海を守り、その海の魅力を案内する専門家

です。

都市型ダイビングショップとは

都市型ダイビングショップは、海から少し離れた都市部に店舗を構え、お客様を海へご案内するショップです。

ライセンス講習、スキルアップ、器材選び、器材のメンテナンス、ファンダイビングツアーなどを通して、一人のダイバーを継続してサポートします。

ライセンス取得は、ダイビングのゴールではありません。

むしろ、そこからがスタートです。

講習後も同じお客様を見ながら、苦手なことを一緒に練習し、少しずつ行ける海を増やしていく。

そのような継続的なサポートは、都市型ショップが長く担ってきた役割です。

簡単に言えば、都市型ダイビングショップは、

安全に海を楽しめるダイバーを育てる専門家

です。

現在は役割の幅が広がっています

現在は、現地ダイビングサービスがライセンス講習を開催することもあれば、都市型ショップがさまざまな海でガイドを行うことも珍しくありません。

そのため、「都市型だから講習専門」「現地だからガイド専門」と単純に分けられるものではなくなりました。

それでも、毎日のように同じ海を見続けている現地サービスだから分かることがあります。

長い期間、お客様の成長を見てきた都市型ショップだから分かることもあります。

どちらが優れているという話ではありません。

役割や得意なことが違うからこそ、ダイバーは目的に合わせてショップを選べます。

初心者がライセンスを取るなら、どのタイプがよい?

初めてライセンスを取得する場合、ショップの立地だけで決める必要はありません。

大切なのは、次のような点です。

  • 当日の海況に合った講習場所を選べるか?
  • 浅場があり、落ち着いて練習できるか?
  • 講習人数が多すぎないか?
  • 受講者の進み方に合わせてもらえるか?
  • 講習後も相談や練習ができるか?
  • 料金の総額が分かりやすいか?

自宅の近くにあり、店舗で相談しながら続けたい方には、都市型ショップが向いています。

潜りたい海がすでに決まっていて、その海のことをよく知るインストラクターから学びたい方には、現地サービスが合うこともあります。

一方、海況や講習内容に合わせて複数のポイントから選んでほしい方には、海に近い立地で送迎や継続サポートも行うショップが向いています。

「都市型か現地型か」という名称だけでなく、実際にどのような場所で講習を行い、どのような基準で海を選んでいるのかを確認することが大切です。

ショップ登録をしていないダイビングショップもあります

ダイビングショップの中には、店舗を構えて営業していても、PADIなどの指導団体へショップ登録をしていないお店もあります。

インストラクター個人が有効なインストラクター資格を保有していれば、そのインストラクターが講習を開催できる場合があります。

そのため、

  • 店舗がある
  • インストラクターがいる
  • ライセンス講習を開催している

という場合でも、必ずしもPADIダイブセンターとして登録されているとは限りません。

ショップを選ぶ際は、都市型・現地型という営業スタイルだけでなく、指導団体へショップ登録されているかも、確認材料の一つになります。

PADIダイブセンターとPADI 5スターダイブセンターの違い

ダイビングショップを探していると、「PADIダイブセンター」や「PADI 5スターダイブセンター」という表示を見かけることがあります。

まず知っておいていただきたいのは、

どちらで認定を受けても、取得するダイバー資格そのものに違いはない

ということです。

資格で潜れる範囲や、認定されたダイバーとしての扱いが、カードの色によって変わるわけではありません。

違うのは、ショップとしての登録区分や取り組み方です。

PADIダイブセンターとは

PADIダイブセンターは、PADIの登録基準を満たした認定ショップです。

PADIの講習やダイビング活動を、ショップとして提供するための基準を満たした店舗と考えると分かりやすいでしょう。

PADIダイブセンターや個人インストラクターから認定を受けた場合には、ブルーのスタンダードカードが発行されます。

PADI Japan公式サイトの説明

PADIでは、教育・器材・体験の「3つのE」を提供し、一定の基準を満たしたプロのショップをPADIダイブセンターとして認可しています。

詳しい登録区分については、PADI Japan公式サイト「ダイビングショップのランクについて」をご確認ください。

PADIオープンウォーターダイバーのブルーカード

PADIダイブセンターで認定を受けたダイバーに発行されるブルーカード。資格内容や潜れる範囲はゴールドカードと同じです。

PADI 5スターダイブセンターとは

PADI 5スターダイブセンターは、PADIダイブセンターとしての基準に加え、ダイバー育成や継続教育などにも取り組んでいる登録店です。

例えば、

  • 継続教育への取り組み
  • ダイバー育成
  • 安全への取り組み
  • ダイビング活動の普及
  • 地域や環境への取り組み

などが、ショップとしての活動に含まれます。

PADI 5スターダイブセンターで認定を受けた場合には、ゴールドカードが発行されます。

一方、通常のPADIダイブセンターで認定を受けた場合には、ブルーのスタンダードカードが発行されます。

ただし、ブルーカードでもゴールドカードでも、取得できる資格や潜れる範囲は同じです。

ゴールドカードだから特別に深く潜れる、資格の効力が高くなる、ということではありません。

PADI Japan公式サイトでは、5スターダイブセンターは、PADIダイブセンターの条件を満たしたうえで、教育・器材・体験・環境への取り組みに優れ、継続教育を提供するショップと説明されています。また、5スターダイブセンターで認定された場合は、ショップ名入りゴールドカードが発行されます。

PADI 5スターダイブセンターで認定された際に発行されるPADIオープンウォーターダイバーのゴールドカード

PADI 5スターダイブセンターで認定されたダイバーに発行されるゴールドカード。ブルーカードと資格内容や潜れる範囲に違いはありません。

違いはカードの色そのものよりも、ショップが継続教育やダイバー育成、安全への取り組みをどのように行っているかにあります。

そのため、ショップを選ぶときは、ゴールドカードが発行されるかだけでなく、講習人数、担当するインストラクター、講習内容、取得後のサポートまで確認することが大切です。

Peacefulが考える「ハイブリッド型ダイビングショップ」

ここまで読んでいただくと、

「Peacefulは都市型ダイビングショップなの?」

と思われるかもしれません。

分類すれば、私たちも都市型ダイビングショップに近い営業スタイルです。

店舗があり、ライセンス講習や継続教育、器材の相談、ファンダイビングまで行っています。

ただ、東京や神奈川の都市型ショップほど海から離れているわけではありません。

かといって、一つのポイントを専門に案内する現地サービスでもありません。

そこでPeacefulでは、自分たちが目指す形を「ハイブリッド型ダイビングショップ」と表現しています。

これは業界で正式に定められた分類ではありません。

都市型ショップと現地サービス、それぞれの良さを活かしたいという、Peacefulの考え方を表した言葉です。

富士市だからできるスタイル

Peacefulは静岡県富士市を拠点にしています。

私が生まれ育った街だからという理由もありますが、それだけではありません。

富士市は、西伊豆方面の複数のダイビングポイントへ動きやすく、新富士駅、富士駅、三島駅、沼津駅などからの送迎にも対応できます。

東京・神奈川方面からお越しのお客様は、新幹線で三島駅まで来れば、都心の渋滞や長時間の運転をせずに伊豆へ向かえます。

一方、店舗を三島駅周辺などに構えれば、家賃をはじめとする固定費は大きくなります。

私たちは、固定費を増やすよりも、少人数制の講習、安全管理、レンタル器材、お客様へのサービスに費用を使いたいと考えました。

富士市という立地は、伊豆の海に通いやすく、東京・神奈川方面のお客様も受け入れられる。

Peacefulが目指す形に合った場所だと考えています。

海況や講習内容に合わせてポイントを選ぶ

講習やファンダイビングで使用する海は、店舗から近いという理由だけでは決めません。

当日の風向き、波、うねり、透明度だけでなく、参加する方の経験や、その日に練習する内容も考えて選びます。

例えば、同じ初心者講習でも、初めて海に入る日と、少し余裕が出てきた日では、向いている場所が違うことがあります。

大瀬崎、井田、平沢、田子、黄金崎、雲見など、伊豆には特徴の異なる海があります。

その中から、

  • 今日の海況
  • 受講者の経験
  • 講習で練習する内容
  • 帰着時間

を見ながら判断します。

一つの海を知り尽くした現地サービスと同じ専門性がある、という意味ではありません。

ただ、複数の海へ日常的に通っているからこそ、その日の目的に合う場所を選べることは、Peacefulの特徴だと考えています。

都市型ショップの「育てる力」と、海に近い経験

東京や神奈川の都市型ショップと比べると、Peacefulは伊豆の海へ短い移動時間で行くことができます。

季節ごとの海況や生き物の変化、ポイントごとの特徴を感じながら、講習やツアーを続けています。

一方で、現地サービスのように一つの海だけを専門にしているわけではありません。

講習後も同じお客様を継続して見ながら、苦手なことを練習し、少しずつ行ける海を増やしていく。

そのため、

  • 都市型ショップの「ダイバーを育てる役割」
  • 海に近いショップだから得られる日々の経験

その両方を大切にしています。

なぜお客様を囲い込まないのか

私自身もインストラクターになる前は、5〜6年間、一人のアマチュアダイバーでした。

いろいろな海へ行ってみたい。

いろいろなガイドさんと潜ってみたい。

当然、そのような気持ちがありました。

ただ当時は、「別のお店にも行ってみたい」と少し言い出しにくい雰囲気を感じることもありました。

もちろん、お店ごとに考え方は違います。

それでも、その経験があったからこそ、Peacefulではお客様の世界を狭めるようなことはしたくないと考えています。

まずは基礎を身につけ、安全に潜れるダイバーになってください。

自信がついたら、日本中、世界中の海へ出かけてほしいと思っています。

伊豆には、それぞれの海を知り尽くした素晴らしい現地サービスがあります。

日本にも海外にも、その海ならではの魅力を見せてくれるガイドがいます。

Peacefulだけで潜り続けてもらうことではなく、どこの海へ行ってもダイビングを楽しめるようになること。

それが私たちの役割だと考えています。

少人数にこだわる理由

Peacefulでは、価格の安さだけを競うつもりはありません。

ダイビングは、人の安全を預かる仕事だからです。

講習やツアーでは、一人ひとりの呼吸、表情、水中姿勢、泳ぎ方を見ながら進めます。

同じ経験本数でも、得意なことや不安に感じることは違います。

体調や、その日の海況によっても判断は変わります。

一度に多くのお客様を受け入れるより、少人数で一人ひとりを確認しながら進める方が、安全にも上達にもつながると考えています。

料金だけを見ると、安いショップより高く感じることがあるかもしれません。

その場合は、講習日数、人数、送迎、レンタル器材、担当体制、利用する海まで含めて比べてみてください。

あなたにはどのタイプのショップが合う?

都市型ダイビングショップが向いている方

  • 自宅や職場の近くで相談したい方
  • 店舗集合から海への送迎まで任せたい方
  • 講習後も同じショップで継続したい方
  • 器材やステップアップについて相談したい方

現地ダイビングサービスが向いている方

  • 潜りたい海やポイントが決まっている方
  • その海を熟知したガイドと潜りたい方
  • 現地まで自分で移動できる方
  • 生き物や地形など、明確な目的がある方

ハイブリッド型が向いている方

  • 海況や目的に合うポイントを選んでほしい方
  • 東京・神奈川方面から運転せずに伊豆へ通いたい方
  • ライセンス取得後も継続して上達したい方
  • 一つの海だけでなく、伊豆のさまざまな海へ行きたい方

ただし、「ハイブリッド型」は業界で統一された名称ではありません。

実際のサービス内容は店舗によって異なるため、送迎範囲、講習場所の決め方、人数、料金などを確認してください。

まとめ

ダイビングショップには、それぞれ得意なことがあります。

現地ダイビングサービスは、その海を守り、その海の魅力を案内する専門家です。

都市型ダイビングショップは、ライセンス取得後も継続してダイバーを育てる役割を担っています。

PADIダイブセンターとPADI 5スターダイブセンターは、PADIにおけるショップ登録区分の違いです。

そしてPeacefulは、都市型と現地型のどちらか一方ではなく、それぞれの良さを活かした「ハイブリッド型ダイビングショップ」を目指しています。

ライセンス取得はゴールではありません。

ダイバーとしての楽しみが始まるスタートラインです。

どのショップを選ぶ場合でも、講習料金だけで決めるのではなく、取得後にどのような海へ行けるのか、困ったときに相談できるのかまで確認してみてください。

ダイビングショップ選びで迷ったらご相談ください

「自分にはどのようなショップが合うのだろう?」

「ライセンスはどこで取得したらよい?」

「東京から伊豆へ通うことはできる?」

そのような疑問がありましたら、LINEまたはお問い合わせフォームからご相談ください。

Peacefulでは、相談したからといって、その場で申込みを決める必要はありません。

始める前に感じている不安や疑問を聞きながら、無理のない始め方を一緒に考えます。

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